地震の少ない国へ留学して思ったこと。〔体験談〕
こんにちは、エリカです!
都内に住んでいてると、最近本当に地震が多いなぁ。と不安になります。
私が留学していた北欧スウェーデン。
スウェーデンはあまり地震がありません。(地震が「ない」と言えば嘘で、正確には「少ない」です。)
スウェーデンは「地震がきた!」と感じるほどの地震自体がとても少なく、ここ100年でマグにチュート5以上の地震がおこっていません。
留学して「地震があまりこない」という環境と出会い、心底カルチャーショックを受けたのを覚えています。
ちなみに2008年には、なんと1世紀ぶりのマグニチュード4.7の地震が発生しました。
この時、火山の噴火ではないかなど、スウェーデンでは本当に大騒ぎになりました。
確かに、地震に慣れていないと、そうなるんだろうなと思います。
私たち日本人は日本に住んでいる以上、地震が起こる日常を受け入れて生活しなければいけませんよね。
私は幼い頃、大阪で阪神淡路大震災を経験した一人です。
地震が起こった時の記憶もあり、状況もはっきりと覚えています。
幸い私が当時住んでいたマンションは、ヒビだらけになった程度で目立って壊れることはなく、家族にけが人もいませんでした。
家の中は本当にぐっちゃぐっちゃになって、割れたお皿や、倒れた本棚、キッチンの棚から飛び出した食材、米びつが倒れ米だらけになったキッチンなど、母が必死で片付けていたのを覚えています。
マンションに住んでいて、余震が怖いという思いもしました。
全国各地で地震が起こるたび、ニュースで地震の報道があるたびに、その頃を思い出し、被災地での出来事は本当に他人のこととは思えません。
そんな日本で育った私たちにとっては、「地震がない生活」というものは考えにくいものですよね。
スウェーデンに行って、仲良くなった友達から「地震について」聞かれることもよくあります。
彼らはもちろん、繊細な話題だと分かった上で丁寧に質問してくれます。
日頃から地震にさらされている私たちからすれば、地震の少ない国は本当にうらやましい限り。
地震がすくない(ほぼない)ため、
- お家のインテリアも高い場所にものを置いたり、壁にものを吊るしたりするのが当たり前。
- 住宅に関しては、リフォームを繰り返し何世代にも渡り、住んでいるのが当たり前。
- 古い民家ほど価値をもつ傾向があり、自宅が地震で倒壊するという概念がない。
国民柄?性格柄?経験上?私は、家の中の高い場所に物が置いてあったり、キッチンにマグカップやグラスが吊るしてあるととても不安になります。
『地震が来たら壊れる!倒れる!落ちてくる!』とばかり考えてしまいます。
みなさんも一緒ですか?
なので、スウェーデンでの留学中、高い場所に物が置いてあるのを見ると、いつも『落ちてくる』と一瞬頭をよぎっていました。
しかし、ここはスウェーデンと思い直します。
『こんな国もあるのか〜』と考えさせられた経験でした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。