貧乏エリカの留学体験記

留学は無理!と言われた、貧乏学なしの私の、留学前・留学中・留学後・就職後の節約術、勉強法、体験談などを綴るブログ。留学やワーホリなど海外生活に興味のある方へお届けします。

留学中の差別について【心配な方に読んでほしい】

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 貧乏金なし学なし、今も人生サバイバル中のエリカです。

先日、留学前の大学の後輩から悩み相談をうけました。 

  • 留学中に差別を受けたことはあるか? 
  • 多人種の国に住むってどんな感じ?
  • 留学中人種が原因で辛い思いをしなかったか?
  • 差別が原因でもう日本に帰りたいって思ったりしなかったか? 

 と、彼女はめちゃくちゃ留学前ブルーでした。

確かに私も留学前は、『日本人だから』という差別を受けないのかどうか不安でした。

そんな彼女に会った後、私も 留学していた頃の日記を取り出し、自分が留学当時どんな気持ちだったのかもう一度見つめ直してみました。

正直、長期留学から帰国したら辛かった記憶ってすごく薄くなっています。

でも、意外と多くの方が悩んでいるトピックなの!?

ということに気付いたので、私が経験したこと、見たこと、感じたことをお話ししたいと思います。

 目次 

私自身の留学中に感じた差別について 

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私は、長期留学と短期留学2度、北欧への留学を経験しています。

1年間留学したのが、初めての海外長期滞在でした。

日本生まれ日本育ちの私は、それまでは全く海外生活とは縁がなく、飛行機で10時間以上かけて何処かに行くなんて初めて。

留学を経験した先輩たちから、差別を経験した話を聞いていたのである程度覚悟して留学に挑みました。

実際北欧に1年暮らし感じたこと‥

それは北欧では、露骨な差別は受けた事がないということです。

私自身は嫌な思いをしたことはありません。(差別的なことではなく、感じが悪い人間はいましたが笑)← この話は後ほど。

むしろ、こちらが困っていると手を差し伸べてくれる天使みたいな方に会ったことは多々あります。

「外の国から来たこんな小娘に、そこまで親切にしてくれるのはなぜ?」と、聞きたくなる親切エピソード。

ただ私自身は、「この人怪しい。雰囲気悪い。」と感じると近寄らないセンサーが働くので、差別的な体験を避ける事が出来たのかもしれません。

なぜなら、周りの友人や環境を見ていて、差別が全くない。といえば嘘になるのではないかと感じます。

あくまでも私の主観ですが、日本生まれ日本育ちであれば、今まで経験したことのない理不尽な出来事や、自分が悪くないのにショックを受ける経験をすることはあるでしょう。

北欧という先進国に暮らしていた私が感じた差別についてお話しします。

それは、北欧諸国に限らず、多種多様な人種が集まる国であれば共通なのではないかと思います。

あくまでも私の主観であるということご理解頂き、みんながみんな、私が話すような事をする訳ではないし、一部の人達から感じた事であるという前提で、参考にしていただければ嬉しいです。

どのような環境に住んでいたのか?多人種の国で感じた差別について 

北欧と言えども国や地域により住んでいる人種の傾向が若干異なります。

まず、私がどんな環境の国で生活していたかについてですが‥

アルバニア系 、アラブ系、アジア系がの移民が多いです。

紛争から逃れてきた難民を多く受け入れていることや、移民に対しても政府が非常に寛大なことが大きいのではないでしょうか。

そして、もちろんみなさんがイメージする北欧の人々、白人系です。

実際に多くの北欧に住む方と話していて感じることは、みんな基本的に寛大。

人種で人を見ていない傾向があります。

私が日本人だから、そう言ってくれるのはもちろんあるかと思いますが、

私の友達はみんな日本大好きで、実際に何度も日本旅行しています。

少し遠くコストがかかってしまうことを除けば、「いつでも行きたい!」とノリノリで話してくれます。

おじいちゃんおばあちゃんなど、高齢の方と会う時は正直いつも、「相手はいい気分にならないかもしれないな」と心配性な私は身構えてしまいます。

それは、日本人に置き換えて考えた時、高齢の方は外国の人に対して偏見が強いなと私が感じるからです。

歴史上、戦争や領土争いなど私たち若者よりも高齢の方達は身をもって感じてきたことも多く、境遇が違うので一概に良いことや悪いこととして語れません。

偏見ではなく、実体験も含まれていることと思います。

なので、私が白人の高齢の方と会う時(友達のお家に招待されて、友達のおばあちゃんに会う時など)少し身構えてしまいます。

 しかし、みんな私の予想をはるかに超えて、仲よくしてくれます。

 

アジア人に対する差別は? 

 私と同じ時期に北欧留学していた日本人学生の友人Aちゃんは、一度街中で中学生くらいの少年たちから(思春期でイキってる感じのスケーターボーイ達だったそう)

「ニーハオ、ニーハオ、ニーハオ」と順番に目の前で何度も叫ばれたそうです。

真昼間の人通りが多いセンター街での出来事です。

つまり、一部にはそういうアジア人を下に見る人がいるのも事実。

そして、日本人だろうが中国人だろうか同じである。ということです。

北欧だけでなく、イギリス留学していた友人もよく

「ニーハオ」と馬鹿にされた感じで見知らぬ人からいきなり、叫ばれることは多々あったようです。

欧米の人々からみれば、

アジア人=中国人と考える人も、こんな時代にも関わらずまだまだ多いのが事実です。

そして、そんな思考を持つ人々は、アジア人を見下している人が多いのも事実。

イギリス留学していた友人は、酔っ払いに「ニーハオ」と叫ばれながら、生卵を投げられたと言っていました。

その話を聞いただけでとても悲しいし、残念ですし、動揺します。

私の実体験をお話しします

留学中の大学での休憩中の出来事です。

私は普段現地の学生に混ざり授業を受けることが多かったのですが、

その授業は、現地の学生向けではなく、留学生へ向けた週2回の語学の授業でした。

なので、学部や専攻などにかかわらず各国から来た留学生が集まって勉強するというスタイル。

そこで、イギリス人とアメリカ人のクラスメイトと仲良くなりました。

私は一人でトイレに行き、個室に入っていると、後からその二人の友達が入ってしました。

(ドラマとかでよくあるシチュエーション笑)

すると、二人が何やら恋話してる!

(声がでかいから聞き耳立てなくても聞こえる。)

何やら二人はタイプの男性について話をしていたようで、私が個室に入っていることは全く予想もしていない様子。

すると、イギリス人女子の方が

「日本人の恋愛とか気持ち悪い。男も女も体が細すぎて、子供にしか見えないわ!」

と言い放ちました。

教室では仲良くしてくれていたのに彼女の裏の顔に、ショックを受けると同時に、心底怒りがこみ上げました。

3秒くらい、個室の中で一人どうするか考えました。

外に出てなんて言ってやろうかと真剣に考えました。

でも、私は黙っているという選択をして、黙って個室から出て彼女たちと目を合わせて(睨みつけて)そのままトイレから私は出ましたが、

イギリス人の彼女はとってもとっても気まずそうな顔をしていました。

腹が立ったので、デンマーク人の友人にその話をしたら、「ああ、私もあのイギリス人の子に意地悪された。」といっていたので、差別なのかあの子の性格の問題なのか、謎ですが、なんだか、「私にだけじゃなかったのね。」とスッキリしました。

 

差別を受けた時の対処法は? 

北欧やイギリスという先進国にもかかわらず、街中を歩いているだけで差別を受けたという人もいます。

そんな時にどうしたらいいのでしょうか。

この打開策は‥

開き直って「私だけに向かられたものじゃない」と気にしない。

スルー(ド無視)する。

ガツンと言い返す。

これしかないのです。

メソメソしててもしょうがないです。

「日本と中国の違いも知らないなんて知性がないわね。」

「はいはい、アジア人はみんな同じだよね。」

「世界・視野が狭くてかわいそうね」

と、差別を受けた時は、差別してきた相手を哀れに思う方が自分のためではないかと思います。

とにかく気にしないことです。

終わりに

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留学は人生の中でも大きな決断であり、人生のターニングポイントになることが多い機会です。

私は今自分の留学生活を振り返ると、『苦しい時』『悩んでいる時』『もう帰りたい!』『辛い』と思っている時ほど、成長するのに必要な時間だった。と感じます。

色々と辛く、日本に帰りたい!と思う時期もありますが、是非この記事を参考にしていただければ嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!