頑張りすぎないことも大事:留学で学んだスウェーデン文化「ラーゴム」
こんにちは、エリカです!
頑張れがんばれってよく言うけど、なんだかその「がんばれ」の言葉が腑に落ちないときも人生よくありますよね。
私がスウェーデンで学んだ文化というか考え方の一つに”Lagom (ラーゴム) ”というものがあります。
これは心地よく幸せな人生を過ごすための考え方です。
私自身、その言葉に出会ってからかなり人生の考え方が変わりました。
”Lagom”とは「多すぎず少なすぎない」「ちょうどいい」「バランスが取れている」といういくつかの意味合いがあり、一言では表現しにくい特殊な言葉です。
「ちょうどいい量、ほどほどであることが大事」と、物質主義や消費主義とは真逆にある状態だと言えます。
例えば、無理をして自分に合っていないブランド物、見栄を張って必要以上に高級な家具など囲まれることで満足感を得るような暮らしは心が満たされる疲れてしまい、自分に負担ですよね。
例えば、仕事も同様です。
もちろん一時的に時間の制約があったりなどで、仕事のことしか考えられない日々もあると思いますが、それは特例です。
それを当たり前だと思って毎日続けて、それが生活リズムになってしまったら、ゆとりのない生活・ゆとりのない人になってしまいます。
そこで、一番大事なのは、頑張り過ぎず、息抜きもしっかりしながらバランスをとって日々を過ごすことです。
私自身はこれが苦手で、一つのことを考え出すと止まらなくなって無理に予定を組んだり、「今日も一日中、仕事で頭がいっぱい!!」という日もよくあります。
でもそれって後から、燃え尽き症候群みたいな?どっと疲れが来てしまいます。
心にも体にもよくないです。
人間関係もそうです。
一人になりたい時はムリせず、お誘いがあっても断ったり、とにかく無理をしない人付き合いって大事だなと思います。
無理して出かけても、それが息抜きになればいいですが、相手によっては逆に気を使うだけ、ってこともあります。
それで無理して出かけてしまい、失敗したこともよくあります。
仕事も人間関係も、自分にとっての「ほどほど」「ちょうどいい」の基準をよく理解して設定しておくことが大事だなと思います。
それが「本当に必要か」を考えて、自分を理解することが大事なんだなと思います。
私にとって、一つのことに執着せずに生きていくのは中々簡単ではないですが、執着しすぎると、視野が狭くなり心に余裕がなくなってしまいます。
身の丈に合わないことや、無理はしないで、この「自分にとってちょうどいい」という考えを引き続き生活に取り入れていくことは大事だなと、ふと思う今日この頃です。