〔私の体験談その2〕今更聞けない話。LGBTについて
こんにちは!貧乏金なし学なし母子家庭育ち、今も人生サバイバル中のエリカです。
今日は昨日に引き続きLGBTのお話をしたいと思います。
『〔私の体験談その1〕今更聞けない話。LGBTについて』はこちら↓
今日はGendar Studies(ジェンダー研究)を第3メジャーとして勉強していた私がもう少し詳しく、LGBTについてお話ししたいと思います。
今日のお話は、このような方に読んでいただきたいです。
目次
知っておいて欲しいLGBTのこと
昨日は私のとの出会トムとの話や、Gender Studies (ジェンダー研究) との出会いについてお話ししました。
私は友人トムと出会い、Gender Studies (ジェンダー研究)のことをもっと深く理解したいと思いました。
当時(10年前)大学生1年生だった私は、今までLGBTについて教育されてこなかった日本の現状に驚くとともにがっかりしました。
(今では、私が義務教育を受けていた頃よりも、日本でも学ぶ機会が増えてきているとは思いますが)
当時の私は、LGBTという言葉も聞いたことがなく、なんのことなのかもさっぱりでした。
こんなに発展している日本なのに、LGBTへの理解に世界とのギャップを感じました。
トムは優しく真摯に私の気持ちを受け止めてくれ、「僕でよければなんでも質問してくれ。」と言ってくれました。
私はそこから、Gender Studies (ジェンダー研究)を第三メジャーとして勉強することに決めました。
当時通っていた日本の大学でも、留学先の大学でもGender Studies (ジェンダー研究)を学びました。
今日はさらに知っておいて欲しいことを深めていきたいと思います。
LGBTってなに?
LGBTとは、
Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)
Gay(ゲイ、男性同性愛者)
Transgender(トランスジェンダー、性別越境者)
の頭文字をとった単語で、セクシュアル・マイノリティ(性的少数者)の総称のひとつです。*1
電通ダイバーシティ・ラボの2015年の調べ(全国69,989名にスクリーニング調査を実施)によると、日本では
LGBTの割合→人口の7.6%存在する そうです。
また、トランスジェンダーには生まれた時の身体の性別によって
MtF(Male To Female)
Trans woman
FtM(Female To Male)
Trans man
という表現も用いられます。
最近は、テレビや雑誌などで「トランスジェンダー」という言葉を耳にすることもあります。
ひとくくりに「トランスジェンダー」とまとめるのは何か違うなと個人的には感じます。
カテゴリーに分けるのではなく、色として考える
先ほど、LGBTの定義について説明しましたが私が個人的に日本で暮らしていて思うことは、「男」「女」のふた通りしか存在しないと思っている人が多すぎること。
何かにつけてカテゴライズしたがるように思えて、Gender Studies (ジェンダー研究)を学んでいた身としては歯がゆくなります。
私が思うに、人は自分と違う人や物に対して、カテゴリー分けしたがる。ということです。
カテゴリーとして箱の中に入れるのではなく、色として考えてみてください。
色には、様々な色がありますよね。
私個人の理解ですが、そのすべての色がグラデーションになっている様が、私自身がLBGTと言われる方々へ持っているイメージです。
ひとえにLGBTといっても人それぞれの切り口があるということです。
学問的にも「男」「女」としての切り口だけではなく、もっと色々な切り口があるのです。
わかりやすく説明すると、主に3つの切り口があります。
それは‥
- 身体的特徴として
- 自分自身はどんな性だと思うか、心でどう思っているのか
- 好きになる性、どんな性の人を好きになるかということ
1. 身体的特徴として
とは、一般的に「身体の性」と言われ、性器、性腺、染色体などの身体的特徴のことです。
2. 自分自身はどんな性だと思うのか、心でどう思っているのか
とは、身体的特徴は関係なく、心で自分自身がどんな性だと思うのかということです。
男性、女性、中性と思う人、そして性別は決めたくない。というようなことです。
3. 好きになる性、どんな性の人を好きになるかということ
とは、異性を好きになるのか同性を好きになるのか。
どちらの性も好きになる、や性別で好きになる人を決めない。
また、そもそも好きになるのかならないのか。
特定の誰かを好きになるのか、そうでないのか。
など、人により様々です。
少し混乱している方のために、例えばですが
私は、1. 身体的特徴は女です。
2. 心で自分は女性だと思っています。
3. 人を好きになる時、男性を好きになります。
ということです。
セクシャリティーについて、「LGBTの人」と「そうでない人」とはっきり分けるのではなく、先ほども話したように、
グラデーションになっているのです。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回に続く‥